あんよはじょうず。『なるべく強く踏みつけて、』終演

撮影:出演者の吉田多希さん↑


今年最後の出演が終わりました。

ご来場頂いた皆様、
気にかけてくださった皆様、
関係者各位、
主宰の高畑亜実さん、

心から感謝をお伝えいたします。



つい1週間前が初日でした。
メルマガの原稿を、隙をみては楽屋で書いた焦燥感が蘇ります。


あんよはじょうず。への出演は2度目でした。
2021年〜22年の年末年始にかけて上演した『地獄変をみせてやる。-人生失笑(疾走)篇-』以来です。

あの物語が、言葉が、とても好きでした。
しがみつきたい過去と、あったのか、理想郷になってしまったのかで揺らぐ未来を行来する物語が。

そして今回は、あんよはじょうず。5周年記念という大きな作品へ。
物語の一部にさせて頂き嬉しく、けれど嬉しいだけではなく。
『なるべく強く踏みつけて、』へ少しでも貢献できていたのなら、と思うばかりです。

我ら“軍服”チーム。



あれは、どこに書いてあったかな。
正確に引用したくてHPを覗いてみたけど、なくなってたな。

私は、あんよはじょうず。のどこかで(多分HP)見かけた、自己紹介の文章にたまらなく惹かれていた。

ー他人から見たらきったないぬいぐるみを、ぬいぐるみに、大事に必死にしがみつく姿ー

と、いうような。

本文は全然違う。と思う。
完全にうろ覚えで、そんなに覚えてないなら失礼にあたるだろうから出すなよ、って話ですが。
ごめんなさい。

でも今回、再度出演させて頂く際に何度も思い出したんだ。
この信念が、描きたいものの軸が、あまりにも好きで、愛おしくて。

ドン引きされるのがコワくて言わないけど、解る、からかなぁ。

やっぱり今作でも、その愛おしさが魅了し続けていた。



想像を遥かに超える、様々なジャンルを知る高畑さんの脳みそはどうなってんだ。

どんな時間を過ごしたら、あのようなセリフが生まれてくるのか。

何時間一緒にいても、私の目が真ん丸くなるだけ。
誰にも真似が出来ない圧倒的なセンスに、出演者も観客としても惹かれるだけ。

次に私が出演していなくても、是非足を運んで思う存分、あんよ。の怒涛の美しい言葉たちを耳に注いで欲しいな。
決して日常では聞けない、特別な言葉たち。


鬱くしい、
という造語を初めて知った。
誰が作ったんだろう。

まさに、
とまで とても言い切れないけど、当てはまる造語。

今回も溢れかえっていたし、
たくさん、頂いた。

元々、私自身やこれまでの経緯を尊重してくれる貴重な、素敵な人。
これってなかなか出来ないことだと思う。
でも彼女は、ちゃんと、みて、知って、尊重をしてくれた。

こんな良い役、次にいつもらえるか分からない。
信頼には信頼で返すべく、のめり込んだ約2ヶ月だった。


また、別角度で言えば、私も歳を重ねたのだなぁ…と痛感することが多く。笑)
今の自分の立場を知る期間でもあったな。




『地獄変をみせてやる。-人生失笑(疾走)篇-』で、同じキヨフミ役(私は金子さんの少年時代)として共演させて頂いた金子清文さん。



再共演を、あんよはじょうず。で叶えられたことが何よりも嬉しく有り難かったです。
ここでしか観られない金子さんは、あまりにも魅力マシマシですから。

稽古中に、あの時のお衣装であるモンローシャツを私物で手に入れた私と。
粋な計らいで本物を持ってきてくれた亜実ちゃんと。
着てくださった金子さんとの撮影タイムは嬉しい思い出。

私のは完全私服。
粋な主宰と♡



長々と、つらつらとあいかわらず支離滅裂に書き綴ってますが。

ずっと持ち歩いていた荷物の重さが今はなく、それだけで寂しさを感じています。

何より、
他のSNSにも書いたけれど
あの言葉達を、もう口に出して誰かに聞いてもらえないのが寂しい。


こちらは名古屋から殴り込んできた(違)
尾崎優人くん。

大変濃い時間を共に過ごしました。
本当にありがとう。
1ヶ月強も地元を離れての稽古・公演生活は、ちょっと羨ましい。
また東京においでね。




また来年も、精進します。

来年は年女だ。
本厄だ。
辰年で獅子座の私はツヨツヨだ。

ツヨツヨな、姉弟たち。
高身長揃い。
実は長女の私が1番低い。ヒール履いて170cm弱)




あんよはじょうず。5周年!
改めて、本当におめでとうございました。


再び劇場で出逢えますように。

気にかけて頂けるように。

さようならではない、
はずなので。

たくさんの感謝を込めて。

ありがとうございました。


ゲネプロ撮影:菅沼剛弘

梨の日

Risa Kameda Official Blog 亀田梨紗のオフィシャル ウェブサイトです。 ブログを中心に 更新していきます。

0コメント

  • 1000 / 1000