あんよはじょうず。『地獄変をみせてやる。-人生失笑(疾走)篇-』より納めた2021年
濃ゆい濃ゆい稽古期間を経て、
12/29から公演が開幕しております。
脳みそと身体が毎日フル回転の日々で、私がここに書き出す余裕もなく。
気付けば 大 晦 日 。)
勉強にもなり、自身の新たな内部が活性化されてます。
去年の寺山修司作品の公演から繋がった今回のご縁。
想像より、遥かに遥かに面白い世界が積み上がっていく様は、えらく鼓舞された。
高畑亜実ちゃんの書く長台詞が凄く好きだった私。
映画では成立しない、あんよ。だから煌めく怒涛の言葉達を身につけるには、相当の覚悟も必要だった。
私は天才じゃないから。
なにより、初めて共演した時の刺激が、痺れが、知ってはいたけれど改めて感じる毎ステージ。
2人で交わす、とあるシーンの彼女の目があまりに魅力的すぎて、うっかり惚けてしまいそうになるのは内緒。
あの目。こんな近くでやり取り出来て、なんていうか、いいだろう羨め。←
滲む、けれど圧倒的な存在感を持つ俳優として、ずっと尊敬しかない。
年末年始にピッタリすぎるタイムリーさも、切なる想いと重なって一層素敵。
この物語を生きた上で、私は今後、どう生きていけば良いのか。。笑)
けれど、垣間見える愛とか美しさは、例え夢の中だとしても存在する(して欲しい)。
その刹那の瞬間が発揮されて胸に迫る、物語。
稽古期間を“一緒に”経て、“一緒に”立つ本番。
この時間、存在を、多くの人に受け取って欲しいな。
公演も映画も娯楽で、生きる上で必要最低限なものではない娯楽。
なんだけど。
やっぱり必要で、この時間じゃないと観られない、そして知れない自分の感情を楽しんでもらえたら、何よりの幸せです。
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思えば、大厄も含んだ厄年の3年間がやっと終わります。
またすぐやってくるのが憎たらしいのだけど。
命に関わるような事件事故がなくて、本当に良かった。
男運の人生最低時期を彷徨ったのは、今ではいい経験。笑)
交通事故や7針縫う怪我もしたが、今では通常通りに。
そして、ある人からの「心も身体も健康に」という言葉はもはや座右の銘なのだけど、自分の心の健康について考えさせられた3年間だった。
今もそう。
周りに助けられて、無事に生き延びたのです。
仕事に関しては、関わった作品数が多くはないものの、新しいジャンルや都度呼んで頂ける現場に向上心が沸騰しました。
そしてとてもとても、素敵な役に当てて頂き、何よりも光栄でした。
いいえ、現在進行形です。
何者でもないイチ俳優の私を、こんなにも魅力的にして下さる縁に、感謝が尽きません。
お返しするには、目一杯の誠意を持って役を生きるだけ。
とかカッコつけ過ぎた言葉だったかしらね…。照)
本当だけど。
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僕モテの方では、3年目を迎えられました。
YouTube配信で、3年間のベスト僕モテ映画について語った回は楽しかったなぁぁ。
ちょっとBGVがてら、観てみて下さい。
あくまで独断と好みまみれです。
素敵な映画にもたくさん出会えた年。
『あの子は貴族』が、やっぱり忘れられないな。
『浜の朝日の嘘つきどもと』も。
あの映画館、親戚の家から近距離だったから、南相馬に行った際には寄りたい。
出演致しました映画『カウンセラー』(酒井善三監督)は、映画館上映にて好評を頂き、再上映まで。
来年は名古屋、神戸、岡山にて新年早々に上映があります。
お近くの方は是非、面白い42分を体験下さいませ。
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と、
相変わらずだらだらと書き記しましたが。
いつもと感触が違う感謝に満ちた年でした。
不躾であったり至らない対応をしたことは多々あり…。
頂いてばかりの不甲斐なさも受け止めて、来年も愚直に生きてゆこうと、思います。
感謝とお礼と謙虚さを忘れずに。
厄年が終わり、
いきなり始まる公演が『地獄変をみせてやる。-人生失笑(疾走)篇-』という贅沢さを噛み締めて、元旦を迎えます。
今年出会って下さった皆々様に、感謝を込めて。
来年も皆様のご多幸と、心も含めたご健康を、真にお祈り致します。
そして来年の亀田梨紗も、何卒、よろしくお願い致します。
ぐっばい、2021年。
よろしく、2022年。
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元旦、お席あります。
お家にいるならば絶対来て。観て。ね。
あんよはじょうず。
『地獄変をみせてやる。-人生失笑(疾走)篇-』
1/1 14時〜、19時〜
1/2(千穐楽) 13時〜
詳細↓
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亀田梨紗
1コメント
2021.12.31 22:20